コミュニティネットワーク信州定例会
「中部縦貫自動車・松本波田道路について考える」フォーラムに共催

コミュニティーネットワーク信州は、平成26年11月30日(日)14時から松本市の松本大学で、地元の住民有志らで作った、中部縦貫自動車道路の松本波田道路を考える会が企画した、「中部縦貫自動車・松本波田道路について考える」のフォーラムに共催しました。
会場には関係地元町民らも多数参加されました。

開会の言葉ではでコミュニティーネットワーク長野の会長で、当会の小出和彦理事長より、挨拶がありました。
小出理事長はコミュニティーネットワーク長野の活動報告とコミュニティーネットワーク信州の設立の経緯を説明しました。

次に、信州大学元副学長、コミュニティーネットワーク長野の相談役で当会の伊藤武廣会長から挨拶がありました。
伊藤会長は、「20世紀は破壊の科学、21世紀は創生の科学である。また都会では自然のありがたみと人とのつながり飢えている。長野は自然を生かすことを考え、発展していかれたら」と話しました。

基調講演では都市計画家の倉澤聡先生から「都市計画とまちづくり 〜これからの地域をより良くするために〜」の演題で講演がありました。
倉澤聡先生は「道は流れから、過ごす場所に変わってゆく」とし、都市計画の基本的な考え方を説明しました。

所要のため途中退席される当会の桜井伝一郎副会長より「地域のことは地域で話し合い、決めてゆくのが望ましい」と挨拶がありました。

パネルディスカッションでは、島立地区の優良農地をつぶし景観を損なうジャンクションを作ること、またルートや事業着手時期が未定であることから、会場から否定的な意見が多くありました。
倉澤さんは、松本地域の出入口として必要とビジネスの観点から意見を述べました。

最後に、中部縦貫自動車道路の松本波田道路を考える会の代表で、当会の上条幸雄副会長より「やみくもに反対するのではなく、どうすれば地域の活性化につながるか考えていきたい」と締めくくりました。